読書録

「脚下照顧」が人生に最も大切である理由

「脚下照顧」が人生に最も大切である理由

ものすごく久しぶりな更新になってしまいました。
まさに「師走」、12月に入ってから仕事がたてこみ、あれよあれよと、今年もあと1週間。
月日は早いものです。
そんな久々更新ですが、知人に勧められた上記の本について書いてみようと思います。

不安は自分のこころがつくるもの

この本では、「妄想、不安、欲、固定観念、他人、劣等感、失敗、過去」にとらわれない心がけについて書かれています。
一番感銘を受けたのは、「不安は自分のこころがつくるもの」であるということ。
不安なことは日々たくさんあります。
仕事のこと、体調のこと、今後の人生のこと・・・私は、不安症までとはいわないかもしれませんが、心配したがりなほうです。
その心配が生まれる原因を解決することに、いつもとらわれていました。
でも、心配は「自分のこころがつくりだすもの」であって、実態はそもそもないものです。
心配が生まれる原因に責任転嫁をしていて、これがなければいいのに、といつも思っていましたが、そもそも「不安は自分が作り出している」と思えば、原因がなんであれ、心配だと自分が思わなければ、それでいいのです。
そのことを知った時、こころがすっと軽くなりました。

事実と意見は違う

先月、カウンセラーさんのカウンセリングを受けていました。
上記のとある「自分が生み出したとある心配」から、自分の思考のクセを治そうとしたためで、数回通いました。
カウンセラーさんに、他人に言われた意見に振り回されてしまうし、意見も言い返せなくてストレスがたまる、という悩みを相談しました。
カウンセラーさんから「他人が言うことは、事実と意見を分けると、客観的に見ることができますよ」と言われました。

例えば、上司から言われてムッとしたことに対して、事実と意見を紙に書いて分けてみるのです。
やってみると、大抵意見でした。
意見であれば、自分がそうだなあと思うことは取り入れればいいし、あわなければ聞き流せばいい。
事実ではないのだから。
そうすると、ムッとした感情もどこかへ消えてしまいました。

自分の足元を見て丁寧に生きること

この本で繰り返し述べられていることは、「脚下照顧」です。
自分の足元をみろ、ということで、お寺さんの玄関に書いてあったら、靴をちゃんとそろえましょう、という意味だそうです。
自分の足元をみて丁寧に生き、一つ一つ「今」目の前のことに集中する。
そうすれば、上記の不安や心配事に振り回されることはありません。

先日ご紹介した「フセン」でのタスク管理も、「今」やるべきことを洗い出し、優先順位をつけ、実行するというシンプルな方法です。
やるべきことはフセンに書いてありますから「こんなタスクもあった気がする」と不安が生まれることもないですし、自分で決めた優先順位で目の前の仕事に集中することで、効率もあがります。
よくやってしまうことが、メールチェックしながら書類を書いたりすることです。メールがくると返事をしたくなりますから、書類に集中できません。

禅の言葉はあまり今まで触れる機会がありませんでしたが、古来より、人間が安らかに毎日を送るためのコツは変わらないものなのかもしれません。
「漠然とした不安」を抱えている方、ぜひご一読ください。すっきりします。
特に、診断士1年目を終えようとして、2年目どうしようかな、という段階の人は必読かもしれません。
今やるべきことが見えてくる一冊です。