中小企業診断士

8年勤めた銀行、辞めました。

3月末で前職の銀行を退職し、4月からとある会社で中小企業支援に関わる仕事をすることになりました。
31日に退職、1日に引越し、2日は家の片付け、3日からは転職先の入社式・・・
忙しくなるなとは思っていましたが、やっぱり忙しかったです;
そして入社から1週間、ワタワタしたまま過ぎてしまいました。
来週からは、引き継いだ案件を落ち着いて進めていかねばなあというところです。

前職の銀行の方からは暖かく送り出していただき、感謝しかありません。
このご恩をお返しするには、今の会社で精一杯仕事に取組むことかなと思っています。

前置きが長くなりましたが、今回は標題にあるとおり、8年間勤めた銀行を辞めて感じたことを書きます。

私のキャリアパス

まずは、8年間の歩みを振り返ってみます。

1年目〜2年目

預金、融資事務、住宅ローン、信用保証協会付融資などをジョブローテーション。
2年目の夏頃から、債権管理の担当になる。
この頃は金融円滑化法の影響で、条件変更の案件を多く受け付ける。

3年目4月

本部に異動になる。
店舗の利用状況や、新設・移設を企画する部署で、データ分析の補助をする。

3年目秋〜退職するまで

総務部門に異動になる。
消防法関連、通信機器の導入、店舗の防犯に関する企画・管理、設備管理などなど様々な仕事をする。
AEDを支店に設置したのですが、ATMコーナーにAEDが置いてあるのをみると、今でもちょっとうれしくなります。
総務の仕事は表に出ることがほとんどないですが、これだけは対外的にリリースを出した仕事になりました。

入行した理由

そもそも、なぜ銀行に就職したかですが・・・大学生時代まで遡ります。

大学3回生の時、私は自分が仕事で何をしたいのか、さっぱりわかりませんでした。
「仕事をする自分」というものがイメージできなかったのです。
従って、どこそこの業界でなにをしたい!というものが、(今思えば)なにもありませんでした。

ただ、大学の就職先の多くは銀行で、当時所属していた部活の先輩でも、銀行に就職されている方が多くいました。
先輩に話しを聞きながら、おぼろげに固めた志望動機は

①地元に戻って地元で働きたい(当時、地元から離れ京都の大学に通っていたため)
②銀行にはいって、いろんな会社を見て、経済を肌で感じたい。
③会社に入ってからたくさん勉強させてもらえる(むしろ、しないといけない)

でした。
そんなこんなで、前職の銀行にご縁をいただいたわけです。

銀行で得た3つのこと

8年間在籍した銀行では、厳しい仕事が待っていました。
その中で学べた3つのことについて書きます。

正確な事務

銀行は命の次に大事な「お金」を扱う仕事です。
一つ一つの仕事に細かく手順が決められ、間違いが無いように何人もの人が確認をする事務フローが整っています。
しかし、「上司に確認してもらうから、担当の仕事は適当でいい」ことはありません
特に数字は一番間違えてはいけないところです。
気が抜けるとミスや間違いにつながります。「正確な事務」を徹底的に鍛えられました。

財務会計の知識

融資の仕事では、お取引先から決算書をお預かりし、各指標を分析して会社の状態を確認します。
そのために、簿記2級銀行業務検定(財務2級)を勉強し、さらに診断士試験でも勉強したので、一通りの知識は身につきました。
しかし、あくまでも資格の勉強は決算書を読む土台です。
会社の現場をみて、社長から話を聞いて初めて、決算書の数字が生きた数字として浮かび上がってきます。
実際この仕事に関わったのは1年くらいだったので、現場の仕事がもっとできればよかったかなと思います。

中小企業診断士との出会い

お取引先を回っていたとき、よく社長から
「売上をあげるにはどうすればいいのかな、現状維持がいいのかな」
「HPを自力でつくったんですけど、売上に結びつかないんですよね」
とお話を伺うことが多くありました。
資金繰りのお話ももちろんしますが、社長の悩みは売上改善が多かった記憶があります。
銀行の役割はお金だけでないのかな、とおぼろげに感じ、そこで出会ったのが「中小企業診断士」の資格でした。

以前、この記事で『捨てられる銀行』のことを書きました。

銀行の事業は多様化しています。
投資信託や保険、M&A、相続対策・・・銀行は昔以上に様々な業務に取り組まねばなりません
この本が述べるように、取引先の事業を判断する「目利き力」は、弱くなっているのかもしれません。
でも、経済基盤をを支える銀行が、目の前の1つの会社の事業を判断できなくなったら・・・
経済は沈下してしまいます。

しかし、ここに中小企業診断士の出番があると思うのです。
事業をみるプロである診断士と資金繰りを支える銀行が連携すれば、中小企業は事業の方向性とそれを支える資金、両方の地盤が固まるのではないでしょうか。

まとめ

銀行で学んだことを書きましたが、まとめると「信用第一」です。
銀行の全ての仕事は「信用」につながっていました。
お取引先から信用を得るには、同じ働く仲間から信用を得るにはどうすればよいか、そこを鍛えられた8年間だったと思います。
働く場は違えど、そこはこれからも土台として働いていきたいと思います。

書くのは簡単ですが、それを行動にするのは、とてもむずかしい・・・

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