マーケティング

お店の強みは、普段の「当たり前」から生み出されている!

中小企業診断士のよねこです。
11月も最終週になりました。
今週末からは、ついに年末・・・
「師走」の名に振り回されないよう、1つ1つの仕事を確実にこなしていきたいものです。
今日は、とあるレストランさんと、講座形式のイベントを考えていたときの話です。

「教えることなんて、なにもないなあ・・・」

ご支援にいったとあるレストラン。
駅から歩いてすぐの商店街に立地し、マスターの食材やワインへのこだわりから
固定客が一定数いるほか、ミシュランガイド・各種地域案内本にも掲載されている
人気のレストランです。

平日と休日の顧客数の幅の開きがあることが悩み。
客数もあと1割アップしたいところ。

そこで、平日の閑散な時間や、仕込みの合間をつかって
ワークショップのようなイベントをやるのはどうか、という案がでました。
マスターのこだわり・職人の技をお客様にお伝えし、
今の固定客を、さらに結びつきの強い「ファン」にしようという試みです。
コース料理が主体のため、「高そうだなあ・・・敷居が高そうだな」というお客様にも
まずはお店を知ってもらう、という狙いもあります。

しかし、その案をだしたところ、マスターからこんな一言が。
「私がやっていることは、ごく当たり前のことで、お客さまに教えられることなんて、ないなあ・・・」

マスターの当たり前は、お客さまの「宝の山」

このマスターはとても謙虚な方ですが、食材や料理へのこだわりは強いものがあります。
だからこそ、こんな一言がでるのだと思います。

しかし、その「当たり前」に日々やられていることが、
お店にくるお客さまにとっては、宝の山ですよね。

たとえば、このお店は新鮮な鎌倉野菜をメインにつかったバーニャカウダを前菜として出しており
とても人気が高いメニューです。

このメニューだけでも、私が知りたいと思うことがでてきました。
(アイディアベースです)

・簡単バーニャカウダソースの作り方
・鎌倉野菜の歴史
・鎌倉野菜とは
・鎌倉野菜の料理のコツ
・スーパーでおいしい野菜を見分けるコツ

それをマスターに伝えると
「あ、そんなちょっとしたことでもいいんですか?」とのお言葉。
いつもやっていることを、ちょっとわかりやすく噛み砕いて、お客さまにお話しするだけでいい。
イベントというと身構えてしまいますが、お客さまと会話をすればいいんですね、と
すこしほっとされたように感じました。

日常的にやっていることが、そのまま強みになる

自分が当たり前のようにやっていることが、他人にとってはなかなかできないことだったりします。

たとえば、私は小学校のとき、鉄棒の逆上がりがなかなかできませんでした。
でも、なんともなくできてしまう同級生は「簡単だよ~」といってきます。
が、私にとっては、逆上がりは非常に困難な課題でした・・・

自分の強みは、自分では気が付かない。
日常的に、当たり前のようにやっていることが、お店の強みになっているのです。
日常の「当たり前」にこそ、自信を持って頂きたいと思います。

よねこでした。
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