中小企業診断士のよねこです。
今日は、お店の「名前」について考えていきたいと思います。
「あなたのお店のコンセプトはなんですか?」
お店の売上がいまいち伸びない・・・
この商品ラインナップでよいのか、不安・・・
今勤めている公的機関で、最初にお店の方から伺うお話です。
その後、専門家の先生と一緒に診断にお伺いするとき、大抵一番最初に聞く質問は
「あなたのお店のコンセプトはなんですか?」です。
が、だいたいの方は、言葉につまってしまいます。
「コンセプトって・・・考えたことないですね」とか。
私も、中小企業診断士のコンセプトってなんですか?と聞かれても
答えられません・・・
専門家の先生とコンセプトの構築を一緒にやっていくと、お店の方向性が定まってきて
「こういうお店をつくりたいんだよね!」と、表情明るく話してくださる方もいます。
そうすると、その後は具体的な商品にコンセプトが具体化されて、
お店の雰囲気ががらりと変わるのですから、
ちょっとの差が、大きい差なのだなと感じます。
では、お店の名前の由来は??
「あなたのお店のコンセプトはなんですか?」
と伺うと、大抵の方は言葉に詰まってしまいます。
でも、質問をこう変えると、みなさん嬉しそうに話されるのです。
「お店の名前は●●ですが、これってなんで●●なんですか?」
「いやあ、それにはこんなエピソードがあって・・・」
「●●は幸せを運ぶという言い伝えがあるらしいんです」
「こどもが見ても、すぐ読めて覚えられる店名にしたんです」
などなど。
まてまて、「コンセプト」ってなんか難しそうにしなくても
この「店名」の由来にこそ、お店の軸があるではないですか!!
店名の由来を、お客さまに伝える
店名の由来は、「大したことないんですけど」「恥ずかしいんですが」と
話される方もいます。
しかし、開業するときに、一生懸命考えて、「これだ!」と思って決められた、大切な名前です。
必ず、店主の方の思いがつまっているのです。
そのお店の思いを、どんな形でも(HP、チラシ、店前のA看板など)いいので
PRしてみませんか?
「そんなすてきな想いがこもったお店なんだ」
「このお店の店主の考え、好きだな」
と思ってくださるお客さまが、いるはずです。
お店の名前こそが、お店のストーリーそのものなのです。
お店の由来を楽しそうに話される店主の表情が、私は大好きです。
よねこでした。