中小企業診断士がライター業の単価をあげるためにやったこと

マーケティング

中小企業専属ライターの米澤智子です。

在宅や副業でできる仕事として人気の高い「ライター」。
パソコン1台あればできる仕事のため参入障壁が低いことが特徴ですが、一方で「単価が安い」「時給ベースでは…」という声も聞きます。

私は中小企業診断士として経営支援のお仕事をしつつ、この「書く」仕事、ライターも仕事の大きな幅を占めています。
経験を積みつつ、少しずつ受託単価もあげていくことができていると感じています。
本時記事では「どうやってライターが単価を上げるか」という点を解説します。

まず、軸とするジャンルを決める

ライターを始めた直後は様々なジャンルの記事を書くことになると思います。
しかし「なんでも書けます」というアピールは、仕事を発注する側にとっては「なんでもできる=強みがない」と受け取られることも。

中小企業の経営戦略と同じですが、レッドオーシャンなライター界、同業者はたくさんいます。
その中で強みをアピールするためには、「軸とするジャンル=差別化ポイント」を明確にしましょう。

私の場合は、中小企業の経営者様と関わる機会が多いため
「中小企業経営者インタビュー記事」や「経営者の悩みあるあるポイントの解説SEO記事」をいまの軸としています。

ご自身の会社員経験や、日頃興味があるジャンルをまず軸と決めてみるのはいかがでしょうか。

また、特に専門性が高い記事(マネー&投資系、経営系、医療系)については、3,000文字程度のコラム記事執筆でも
単価がぐっとあがります。様々な資格をお持ちで、その知識や経験を生かして執筆されるライターさんも多いそうです。

ライターズマガジン最新号では「持つべき資格」が特集されています。
(このライターズマガジンさん、時流に即した読み応えがある記事がたくさんあり、参考になります)

取材力を鍛える

特にビジネス系、中小企業経営者向けメディアでは「経営者インタビュー」の記事需要が多いです。

メディアにもよりますが、自分で調べて書くことができるSEO記事より、
記事企画・アポ取り・取材・執筆まで多くの工数がかかる取材記事のほうが単価は高いです。
取材記事には「すでにメディアさんが取材した音源の記事化」と「取材先の提案から記事化まで」までの2つがありますが
後者のほうが工数も多く、またメディアさんに記事企画をご提案していることから、受注額も高くなります

しかし、取材力は一日では身につかないもの。
講座で体系的に学んだり、練習の場を経てみたあとは、ひたすら実践してみることが近道でしょう。

私が学んだ講座は次のものです。

取材の学校

中小企業診断士向けの取材力を鍛える講座です。
3ヶ月の座学と、その後報酬をいただいて実践の取材記事執筆の機会をいただくことができます。
座学では多くの経営者にインタビューしている方や現役ライターの方、編集者の方の講義があり、どれもその後のライター業務に役立っています。

「書く」ことで食べていくための「フリーライター入門ゼミ」

天狼院の講座です。
現役ビジネスライターで編集者・杉山直隆さんが講師です。
仕事のとり方から取材のコツ、わかりやすい記事執筆の方法まで体系的に学ぶことができます。
オンライン講座ですが、講座内では杉山さんから直接コメントをいただくこともでき、とても気づきが多い講座です!!
こんなにたくさん学べて3万円(税抜)は、破格では…

クラウドワーカーサイトで実績と顧客の幅を広げる

案件数を積むのであれば、ライターがよく使うランサーズやクラウドワークスに登録しましょう。
「中小企業」「取材」といったキーワードで調べると、取材系の案件がでてきます。
コロナになってからオンライン取材に寛容になりましたので、取材がだいぶ楽になりました。
(しかし、やはり直接あってお話し、会社の様子を拝見することで記事がぎゅっとしまることも感じています)

SEOブログとtwittterで直受注を目指す

クラウドワーカーサイトは実績数を積むことや、顧客の幅を広げるには使い勝手がよいのですが
どうしてもポータルサイトに支払う手数料が発生する分、受託単価は下がってしまいます。

そこで、目指すは「直受注」です。

SEO記事の練習の場や執筆実績を載せる場として、SEOブログサイトとtwitterを開設しましょう。
記事を執筆し、可能であれば実績としてすぐに記事化→twitterでお知らせのサイクルを回します。

直受注のフローを設計するのは、次の本も参考になります。

この本は中小企業経営者向けに書かれた本ですが、自分で販路開拓をしないといけないフリーランスこそ読んでほしい本です!

私もtwitterを開設しておりまして

①執筆記事実績をつぶやく
②webメディアのアカウントをフォローし、「ライター募集」のつぶやきを見つけたら応募
③編集者さんのアカウントをフォローし、どんなライターを求めているか調べる

と情報収集や発信につかっています。
また、編集者さんから直接DMで案件のご紹介をいただくこともありました。
まれに詐欺まがいの案件もあるのでそこは十分気をつける必要がありますが、twitter、あなどれないです。

参考図書


「ライターで食べていくためにどうすればいいの?」は、この本に全部書いてあります。本記事でも大いに参考にさせていただきました!
ぜひライターになりたい人は買って読んでみてください。

ライターは時間の融通もきき、マイペースで仕事ができるので、私は好きな業務です。
実力をあげて単価アップを目指しましょう!!

よねとも(米澤智子)よねとも(米澤智子)

よねとも(米澤智子)

神奈川県在住のPRプロデューサー/中小企業診断士。ソーシャル・ビジネスで社会を変革する起業家を支え、PRを用いてインパクトを生み出します。

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よねとも(米澤智子)よねとも(米澤智子)

よねとも(米澤智子)

神奈川県在住のPRプロデューサー/中小企業診断士。 中小企業支援200社以上・経営者インタビュアー歴3年の取材経験を生かした丁寧なヒアリング&ライティング力で、社会的課題を解決する中小企業やフリーランスの皆様の志・ストーリーを言語化します。

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