読書録

ケアする人も楽になる マインドフルネス&スキーマ療法

ケアする人も楽になる マインドフルネス&スキーマ療法

今日も寒い一日でした!!明日はもっと寒いようですね;
知らず知らずのうちに、鼻水がぐしゅぐしゅしていました。
PCのキーボードを打つ手がひんやりしてしまいます。なにか対策はないものでしょうか…

本日のご紹介は、この2冊です。

シリーズものですので、2冊とも読む必要があります。

「マミコさん」という仮の患者に対するカウンセリングを読みながら、マインドフルネスとスキーマ療法について学べる本です。

マインドフルネスって?

マインドフルネスとは、この本では「自分の体験を自分の体験としてしっかりと受け止め、味わい、手放すこと」と説明されています。
子どものころは、楽しい・寂しい・悲しいといった感情を、まっすぐに表現していたかもしれません。
お腹が空けば泣き、転べばいたーい!と泣き、友達とジャングルジムではしゃぐ・・・など。
しかし、大人になった今、自分の感情に蓋をしていることはないでしょうか
この本を読み終わって、私が感じた感想はこれでした。

上司に注意されてむっとするけど、我慢する…(または、居酒屋で発散する)
仕事がうまくいくか不安で仕方がないけど、不安に思ってないように振る舞う…
「仕事人」として自分自身を制御する必要はときにしてありますが、
それを日常的に「演じていたり」「自分を押さえ込んでいたり」すると、
自分が今何を感じているのか、だんだんわからなくなってくるのです。
ゆくゆくは、何も感じない、無反応の人間になってしまうかもしれません
「自分が今感じたことを、そのまま受け止める」、日頃それをしていない自分に、気付かされました。
みなさんも、「感情をそのまま受け止めているか?」と聞かれると、実はそうではないかもしれません。

スキーマって?

「スキーマ」について、この本では「その人の頭のなかに既に存在する、自分や世界や他者に対する深い思いや価値観に基づく認知のこと」と説明があります。

例えば、過去になにか辛い経験があって、それと似たような場面に遭遇すると、過去の経験と結びつけて、「辛い」という感情を出してしまう、といったようなことです。
また、このスキーマにもいくつかの典型的な例があり、それぞれについて説明があります。
私には「完璧主義スキーマ」があることに、この本を読んで気が付きました。

まず、なにか行動をするときに、ほめられたいという欲求が自然とでているのです。
それがなぜ出てくるかと、過去の経験を思い返してみると・・・
私には兄弟がいませんが、田舎に帰省すると従兄弟(男3人)がいました。
その従兄弟がみな優秀で、そのうちの1人は、某帝国大学の大学院を首席で卒業するくらいになります。
いつもその従兄弟について、祖父母が「えらいね〜」「成績がよくてすごいね〜」と褒めていたのです。
いいな〜と、幼少の私は思うわけです。
家では兄弟がいないので比較されないのですが、田舎では常に比較されている(と感じていた)のです!!
そこで、私もほめられたい!と思って、テストをしこしこ頑張っていたわけです。
それがそのまま続き、テストは100点じゃないと・・・とか思い始める完璧主義な思考に育ったのかな、と思います。
(あくまで、自分の中の想像です)

そのまま大人になって、なにかと比較されると「優位に立ちたい」という思考が自動的にでてきて、
ときにはその思考が、自分自身を苦しめていることもありました。
今思えば頑張らなくてもよい仕事を、当時は完璧にやろうと思い、結果仕事量が増えて自滅してた・・・などです。

自分が日々巡らせている思考には、過去の経験などから紐付いた「自動思考」があり、
その自動思考が生まれた背景をさぐり、
それが自分が生きにくさを感じる原因であるのであれば、スキーマを変えるトレーニングをする。

そんなことが学べる本です。
なんかよくわからないけど思考がごちゃごちゃだ!どうにかしたい!という方におすすめです。
実際にこの療法をうける場合は、専門のカウンセリング機関に行かれることをおすすめします。