中小企業診断士として独立を考えたとき、「まずは、個人事業からかなあ…」と思われる方は多いと思います。
税金とか、そもそも手続きどうするんだとか、気になりますよね。
私も気になったので、書籍を探してみました。
今回ご紹介する2冊は、初心者にも分かりやすく書いてあるので、とっかかりとしておすすめします。
個人事業の教科書 1年生
この本の特徴は
●フルカラー
●イラストが豊富
ですぐ読めることです。
といっても、簡易なことしか書いていないということではありません。
・そもそもなんの事業をするのか決める
・開業前に必要な全ての手続きと届け出の説明
・価格設定のコツ
・店舗選び
・経理の基本
・青色申告の説明
など、中小企業診断士が創業支援をする前の入門書としてもふさわしいのではないかと思います。
開業までに決めるべきこと、開業後の経理や事業の進め方といった
業務の流れに沿って、やさしい言葉で書かれています。
まずは、全体像をつかむのによい本だと思います。
開業から1年目までの 個人事業・フリーランスの始め方と手続き・税金
もう1冊目は、これです。
1冊目より、詳細に書いてある本です。
1冊目を読んでから、「そもそも、会社辞めて個人事業になったら、今入っている社会保険はどうすればいいの?」というところが
1冊目には書いていなかったのです。
この本では、第1章の「開業前の手続きと知っておきたい基礎知識」として
個人事業主が収めるべき税金の種類、入らなければならない社会保険の種類、今までの会社との違いが分かりやすく解説されています。
著者は税理士さんですので、収支の計算方法や決算、税金の計算方法については
1冊目より詳細に記載されています。
もちろん、個人事業と法人の違いもメリット・デメリット含め解説されています。
まず入り口として1冊目で全体像を掴み、分からないところや詳細を知りたいところを2冊目で勉強する、がよいのではと思います。