〆切が我々を追い詰める理由

起業に役立つ本

よねこです。
新年度になりました。
私が今所属している部署では大きな人事異動があり、
この1週間は人が変わって、ちょっといつもと違う感じでした。
人が変わると仕事の仕方も変わりますが、よい方向に変えていきたいものです。

〆切本

さて、先日目黒川の桜を見に行った帰りに、
中目黒駅そばの蔦屋書店でこんな本をみつけ、読み進めています。

〆切のプレッシャー

この本では、小説家から漫画家まで、誰もが知っている大家の先生方が書いた
「〆切」に関する文章や漫画を集めた本です。
いかに〆切に追い詰められ、編集者に怒鳴られ、反面激励されつつ
名作が生まれたのかが垣間見えます。
〆切に追いまくられたせいで、
この作家は短命だったんじゃないか・・・と思えたり。

〆切の存在理由

先日仕事で、冊子を作る機会がありました。
校了まで幾度と重なる、上司の修正・・・
(冊子の本文を書いているのは上司)
修正は、てにをはレベルではなく、文章をまるごと変えるようなものまで…
「この日までに校了しないと発行できないんですが」
と私がいうと
「いや、この文章ではだめだ。うーん、でもどう変えるか・・・云々」
・・・結局7校までやり、校了日を2日伸ばして、無事発行されました。
印刷会社の方には「もうこの日程で機械を抑えているので無理ですよ!」
といわれ・・・
ええ、重々承知のうえなんです、となんとか頼んで、無事印刷してもらえました。
(印刷会社さんごめんなさい)
この「〆切本」を読んでいて、なんだか編集者の気持ちがわかったような・・・

〆切が発生するだけで、なんとなく胃の中にずしっとのしかかる。
最初はぼやっと、でも日が近づくに連れてどんどん、鈍く、重くなる。
そんな〆切、ないほうがいいんじゃないかと。

実際、書きたい人が書きたいときに、書きたいものをかけばいいんじゃないか
そう述べている作家さんも、この本の中にいらっしゃいます。

しかし、〆切が我々を追い立てるからこそ、世の中に数々の作品が生まれているのではないでしょうか。

たとえば、このブログは私の自由気まま、特に書く日も決めずに書いているので
よく滞ります。
実際滞っております。

一方、私が以前書いていた
診断士受験生のためのブログ「一発合格道場」は
その年の担当者が輪番制で書いています。
故に、「〆切(自分の記事のアップ予定日まで)」が存在するのです。
「〆切」までには、書くネタがなかろうがなんだろうが、記事を1つ書かねばならないのです。
やってみてわかったのですが、これが結構力のいることでした。

しかし、「〆切」という一つの区切りがあることで
スカスカの頭をフル回転してネタを集め
少ない語彙力を駆使した結果、なんとか記事が出来上がるわけです。
「〆切」と道場の「仲間」がいなければ、1年間ブログの執筆をすることなどできなかったでしょう。

そもそも、「〆切」がないと記事を書くこともないですから
日頃のネタ集めも意識が行くわけもなく、呆然と過ごしていたに違いありません。

現実、道場の執筆を次の人に渡したあと、ネタ集めを全くしなくなったので
「これはいかん」と思い
このブログを作ったわけです。

このブログも「〆切」を作れば・・・

では、このブログもどうするか、と自然に考えるわけですが
どうにか全く書かない期間を1ヶ月以上も無いようにしたいとは思っています。

うーん、でも縛られるのは元来苦手な質のため
〆切をつくるかもしれないし、つくらないかもしれません。

乞うご期待。

よねとも(米澤智子)よねとも(米澤智子)

よねとも(米澤智子)

神奈川県在住のPRプロデューサー/中小企業診断士。ソーシャル・ビジネスで社会を変革する起業家を支え、PRを用いてインパクトを生み出します。

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よねとも(米澤智子)よねとも(米澤智子)

よねとも(米澤智子)

神奈川県在住のPRプロデューサー/中小企業診断士。 中小企業支援200社以上・経営者インタビュアー歴3年の取材経験を生かした丁寧なヒアリング&ライティング力で、社会的課題を解決する中小企業やフリーランスの皆様の志・ストーリーを言語化します。

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