企画のアウトプットには、「気づき」の積み上げが第一歩

起業

よねこです。

今の仕事について、ちょうど1年が経過しました。
以前の仕事(金融機関の総務部門)と異なるのは
「企画を考える」仕事が多いところです。

決められた枠の中の仕事

前職は、「決められた枠(ルール)」があり、「枠に沿った仕事」をし、
「枠に沿わないものを直す(直させる)」仕事が中心でした。
また、「枠(ルール)」を作る、改善する仕事も半分くらい。

この枠を考える仕事もまたなかなか骨が折れるもので、
要は社内規定をつくったり、修正したりするのですが
「この文章では◯◯のときはどうするんだ」
「この文章では◯◯が考慮されていない」
などなど、現実に起こっている事象
(大抵は現規定にそっていないが、現実にあっていないこと)を考慮しつつ
まだ起こっていない事例も考えて・・・
という仕事をしていました。

この仕事は5年間やったのですが、お陰で
「現状を整理して、想定される事象も整理して、万人が理解しやすい文章に変える力」
つけることができたと思います(たぶん)

アイディアはどうやったら出るのか

今の仕事は、かなりの割合で「企画」をする仕事が多いです。
セミナーの企画、
事業の企画、
支援先がどうすればよくなるか、案を考えたり・・・
最低限の決まりはありますが、ほぼないようなもの。

つまり、なにか「案(アイディア)」を出す仕事が多い。
で、そのアイディアなるものはなかなかでてこない。
どうすれば天からアイディアが振ってくるのか、かなりこの1年、試行錯誤でした。

アイディアに関する本

まずは、本をよむ。

前職の部長に紹介されて読んだ本。
薄いけど、アイディアに関する書籍はこれだけでいいのではないかというくらい凝縮されています。
「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という一文は、紹介するまでもないですね。。。

また、この本にも。

「始まりはコンセプト」という章で、次のような記載があります。

ごく日常の生活や仕事の中で、嬉しかったこと、面白いと思ったこと、不便を感じたこと、頭にきたこと、疑問に思ったこと、そうしたちょっとした引っかかりをやり過ごさず、その背後にある「なぜ」を考えることを習慣にする。回り道のように見えて、これがコンセプトを構想するための最短の道であるというのが私の意見です。
ーーー楠木建『ストーリーとしての競争戦略』東洋経済新聞社

この一文を読んで、普段「おもしろい」「へえー」と思った「ちょっとした気づき」を
なにも記録していなかったので、
タンスの肥やしになっていたモレスキンノートを引っ張り出して、
ちょっとした気づきを書くようにしました。

モレスキンノートの使い方

書くのは、その日の新聞記事で面白いと思ったものや
仕事で感じたことなど。

書き留めておくと、あとで読めるんですよね。
あとから読むと、「これとこれは関連があるな」とか「これはなんでこう思ったんだろう」と
考えるように・・・

モレスキンノートは、サイズもちょうどよく、表紙が硬いからどこでも書ける。
使ってみると、文房具売場のPOPは間違っていないことが分かりました。

なんかオチがあまりありませんが、
アイディアを生み出す方法とは、
インプットを沢山して、日頃の「気付き」を書き留めておく。
その「気付き」の理由や組み合わせを考える。
これが最短なのかなと最近感じています。

が、いい企画はなかなかでてきません。
企画を思いついても、それを他人に論理的に伝える力については、まだまだです。

よねとも(米澤智子)よねとも(米澤智子)

よねとも(米澤智子)

神奈川県在住のPRプロデューサー/中小企業診断士。ソーシャル・ビジネスで社会を変革する起業家を支え、PRを用いてインパクトを生み出します。

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よねとも(米澤智子)よねとも(米澤智子)

よねとも(米澤智子)

神奈川県在住のPRプロデューサー/中小企業診断士。 中小企業支援200社以上・経営者インタビュアー歴3年の取材経験を生かした丁寧なヒアリング&ライティング力で、社会的課題を解決する中小企業やフリーランスの皆様の志・ストーリーを言語化します。

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